お葬式ってどうするの?
いつかは誰にも死は、やってきます。
そして、そのあと、必ず行うこととなるお葬式。とても身近でとても重要な一大イベントであるお葬式ですが、いざ、お葬式をするとなるといったい何をすればいいか分からない方が、少なからずいると思います。だって、私もそうでした。
実は私、先日、父が亡くなり、喪主としてお葬式を執り行った者です。
今回、お葬式について喪主からの目線でリアルな日常を紹介したいと思います。
これをみて喪主って、こんなことするんだと理解していただけると幸いです。
1日目(死亡当日)
前提として、亡くなった父は既に癌(S4)で数カ月前から病院に入院中である。
信仰宗教は浄土宗、分かりわすく言えば、「ナムアミダブツ」って拝むやつです。
10:00
母より、入院している父が危篤との連絡が入る。
11:10
病院に到着。既に母が病室の中で待っていた。
父の容体は呼吸はあるものの、すでに意識はない状態。
コロナ対策ということで、見舞いは2人までしか病室には入れないということであった。
15:30
ついに、息を引き取る。父の死亡。
15:35
私の勤務先に連絡し忌引により、これから1週間程度、休暇する旨の了承を得る。
父は年金暮らしの農家で会社には勤めていない。
15:40
母が「○○葬儀社に電話して、父の亡骸を自宅に運ぶよう」に言ってきた。
母はすでに葬儀会社を決めていたらしい。
(父の前でさすがに葬儀の話は避けていた)
私はこの時、始めて亡骸は葬儀会社に頼めば運んでくれることを知った。
15:45
葬儀会社を決めたことを病院へ伝える。
すると病院から「今日の17時までにベットを空けて欲しい」と促された。
(なぜか少し、悲しくなった)
15:50
葬儀会社に電話する。
(17時まであと1時間しかないので無理かなと思いながら)
17:00までに亡骸を移送するように依頼してみたらナント快諾してくれた。
(これには驚いた)
16:00
和尚様に亡くなったことと、亡骸が自宅に18時頃、着くことを連絡する。
すると、亡骸が自宅に着く頃に、拝みに来ると返事があった。
16:50
葬儀会社の方2名が病院に到着する。
17:00
父の亡骸を葬儀会社の車両に乗せ、私は自分の車で自宅へ移動する。
病院に入院費用は後で清算すると伝え、支払いせず病院を出る。
17:40
遺体と共に自宅へ到着。
葬儀会社が用意した布団を床の間に敷き遺体を寝かせる。
親族ら数人がすでに来ていた。
18:00
すぐに、これから先の予定を葬儀会社と打合せ。
まず、葬儀の形態(一般葬・家族葬・火葬葬)をどれにするか決める。
結果、一般葬に決める。
18:30
和尚様が自宅に到着、ナムナム1回目。
葬儀会社との打合せを一時中断し一緒にナムナムする。
18:45
葬儀会社と和尚様と3人で、通夜、火葬、葬式の日程と時間を決める。
お墓への納骨は春にするということにした。
この時、私は和尚様に直にお布施は、いくらか尋ねた。
和尚様曰く「△△万円から○○万円の間」と答えて下さいました。
(この時、訊いておいてよかったと後になって思う。)
一番高い方○○万円を包むことにした
19:00
予定日が決まり、和尚様帰る。その後、葬儀会社と細かな内容を決める。
20:30
葬儀会社との打合せ終わり、葬儀会社帰る。
2日目(納棺)
8:00
葬儀会社が棺を持って自宅に来る。
8:10
和尚様が自宅へきて、ナムナム2回目。
同時に納棺士2人により、納棺が行われた。
8:40
棺の中に参列者全員で花や半紙に手書きのお金を入れた。
その後、棺に蓋がなされ、参列者全員で棺の蓋に釘を打った。
9:00
その後、葬儀会社と最終打合せする。
10:30
葬儀会社との打合せ終了、葬儀会社帰る。
3日目
この日は、葬儀関連の行動はない。
4日目(火葬・通夜)
12:50
和尚様が火葬場へ行く前に自宅にきて、ナムナム3回目。
13:00
霊柩車に亡骸と共に同乗し、火葬場へ出発する。
13:50
火葬場の焼却炉の前で棺の窓を開け最後のお別れをする。
その後、和尚様より、ナムナム4回目。
14:00
火葬開始。
16:00
火葬終了。
16:20
お骨を拾う前に和尚様より、ナムナム5回目。
ナムナムを聞きながら、参列者みんなでお骨を拾い集める。
16:30
妻の運転する車にお骨を抱えて乗って火葬場を出発する。
17:00
お通夜の会場に到着。
18:00
お通夜開始ナムナム6回目。
19:00
お通夜終了。
コロナ対策で、通夜後の会食はなし。
19:20
自宅にて近親者数名で食事会する。
23:00
食事会終了。
5日目(葬式)
9:50
お骨を持って、自宅から斎場へ自家用車で出発する。
10:00
斎場に到着する。
11:00
お葬式開始ナムナム7回目。
11:30
お葬式終了。
お通夜同様、コロナ対策で、葬式後の会食はなし。
会食をしない代わりに参列者にはお弁当を渡す。
和尚様にはお弁当の代わりにお膳料を渡すことにした。
終了後、別室で和尚様にお布施とお車代とお膳料を手渡す。
お布施とお車代とお膳料をあえて3つの封筒に分けて和尚様へ渡す。
11:50
斎場からお骨を持って自宅へ移動。
12:00
自宅にて数名で食事会する。
17:00
お開き。
あとがき
今回、紹介したお葬式までの流れについて、宗教や宗派により、様々ですし、地域による違いもございますので、これが正しいとか正しくないとか特にありません。これから、お葬式を執り行う方々の参考に少しでもなればと思い、投稿いたしました。
今回の中で一つだけ、失敗したことがあります。それは、三七日、四十九日を、まとめてお願いすることを忘れたことで、結果、三七日と四十九日は、それぞれ別日にすることになった。(できることなら、お葬式とまとめて1回で済ませたかった)
亡くなった後に慌てないためには、事前に葬儀会社を決めておく。(結局、これが大事)
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